高校2年生
担任
残念な事に、高二になっても担任は変わりませんでした。
担任からは
「今年も1年、よろしくね。」とわざわざ呼び出されて言われました。
母親は担任が変わらなかった事に大喜びしてました。
監視してくれるから、うれしかったんでしょうね。
家出少女
高二の頃は初めて家出しました。
お金も持たない子どもが家出した所で、捕まるのは分かってたけど…
どうしても耐えられず。
真夜中、親が寝たのを確認してコソッと家を出ます。
行先は彼氏の所。
このDV彼氏の元に行ってもしんどいのは確かだけど、ココしか逃げ場がありませんでした。
交通費だけ親の財布からとりました。(これは私が最低💦)
始発までとにかく走り続けます。
始発に乗り込み、彼氏と連絡を取り最寄りの駅まで迎えに来てもらいました。
朝になると親から鬼電が来てました。
電話には出ず、メールで
「もう耐えられません。バイオリンもやめます。
私を自由にしてください。
普通に恋愛したり、友達と遊んだり、高校生らしく遊びたいだけなんです。
それを許してくれるまで帰りません。」
と送りました。
親からは
「一旦電話でろ。」
と返事が。
悩みましたが無視しました。
するとまたメールが。
「どうせ彼氏のところやろ。そんなに男が好きか。
普通に遊びたい?ふざけた事言うな」
と。
もうめんどくさい。
なんでもええわ。
と携帯の電源を切りました。
そこからはしばらく彼氏と一緒に過ごしました。
初めて長く一緒に居られて、彼氏は嬉しそうでした。
学校も休み、四六時中一緒に居ました。
でも楽しかったのも2日ほどだけ。
3日目になるとさすがに疲れてくるし、イライラし出します。
また私にイライラをぶつけてくるようになりました。
そして殴ってくるのでした。
反撃
彼氏はイライラすると私を殴りました。
それに対して凄くイライラする私。
次殴ってきたら、殴り返そうと思ってました。
そしてついに彼氏がイライラして頭を叩いてきました。
その瞬間、カレのお腹にパンチ👊
やり返して来ようとする彼氏。
ヒールの靴で思いっきり彼氏の足を蹴りました。
「いつまでも大人しく殴られてると思うなよ!イライラをぶつけてくんな!
もう別れるから。」
と言うと、泣き出す彼氏。
反撃にビックリして、別れ話に悲しくなったようです。
「ごめん。強い男のフリしてたら支配できると思って…」
と言い訳をしてました。
「もう二度と殴らんから、別れやんといて…」
と言われましたが、
「ごめん、ムリ。とにかく今は1人にして。」と言ってカレには帰ってもらいました。
一応…
一応言っておくと、カレがDV彼氏になったのは私のせいでもあります。
カレに依存し、支配出来そうだと思わせてしまったから。
今、思い返せば、私がDV男にしてしまったんですね。
とはいえ、DV男はクソですけどね。
でもこの人と付き合い、向き合い…
私は強くなれたと思います。
今でもこの人はキライだけど、感謝はしてます。
成人してから、1度お会いする機会があったんですが、それはまた今度書きます。
家出は…
彼氏とも別れ、さて…家出はどうしよう…。
悩みに悩んで携帯の電源をつけます。
恐ろしい数の着信とメール。
その中に「警察に捜索願い出したから。」とのメールが。
どうしよう…。
このまま逃げてても何も変わらないのかもしれない。
向き合っても変わらないかもしれない…。
それなら、もう一度向き合ってみようかな…。
と思いました。
そして親にメールします。
「家に帰れば、自由にしてくれますか?」と。
「電話で話す」と返事が来て、電話がかかってきます。
電話に出ました。
私「もしもし…」
親「お前今どこにおんの?これ以上帰らんなら、公開捜査してもらうけど。」
私「…だから、自由にしていいなら帰るってば。」
親「友達と遊びたいとか恋愛したいとか…か?」
私「うん。」
親「…分かった。とりあえず帰れ。」
私「ほんまやんな?友達とかと遊んでもいいんよな?」
親「好きにすれば。」
私「わかった。でもお金持ってないから帰られへん。」
親「迎えに行くから駅教えろ。」
と、迎えに来てもらうことに。
ちゃんと向き合えば分かってくれた!
よかった…と思う私。
親が迎えに来て、そのまま警察に連れていかれました。
見つかったとの報告と、今までどこに居たのかの事情聴取でした。
警察には虐待の話をしました。
「今までこういうことがあったから、家出しました。」と。
警察の方は
「お母さんからも話は聞いていたけど、君は虚言癖なんだね。
あんなに良いお母さんいないよ?
親を大切にできない子はダメだねぇ。」と。
え、警察の人も親を信じるの?
子どもの言うことは信じないの?
大人は子どもの言うことを真面目には聞いてくれないのか。
私はこんな大人になりたくない。
いつまでも子どもの心を忘れたくない。
そう思いました。
結局、警察でお説教されて家に帰されました。
犬
家に帰った私。
なぜかリビングにはリードと首輪がありました。
大型犬用の。
???犬飼うのかな…??
と思った時にはもう遅く、後ろから殴られました。
倒れ込んだ所を押さえつけられ、
母親・姉・妹の3人がかりで首輪をつけられます。
そしてリードを母親に握られます。
「お前、もう人間じゃないから。
お前は家畜。
お前は我が家のガンや。
分かるか?
お前が居るから、我が家は大変やねん。
人間やめさせたるわ。」と。
自由なんて嘘だったんだ…と絶望しました。
そこからは学校にも行かせて貰えず、どこに行くにもリードを握られ…
自由は全くなくなりました。
ご飯はみんなの残飯を床に置かれ、それを食べました。
残飯がある時はまだマシで、ない時はご飯も抜きでした。
お風呂は時々、入れました。
こんな日々を過ごし、私はボロボロになっていきました。
1ヶ月ほどこんな生活が続きました。
弱りきった所に、母は
「さぁ、お前に選択肢をあげる。
今までのようにバイオリンをし、友達と遊ばず男と遊ばず、真面目に生活するか。
それとも、今みたいに犬として生きていくか。
どっちや?」
と。
もう心も折れてたので、
「真面目に生きるから…。」と言いました。
母親「謝罪は?」
私「ごめんなさい。」
母親「それが謝罪かよ!土下座せーや!」
私は土下座をし、
「真面目に生きますから、人間として生きさせてください。ごめんなさい。」
と謝りました。
ようやく首輪を外されました…。
が、ここから、ご飯を食べたい時は土下座するというルールが出来たのです。
ストレス
この1件があった直後、背中に帯状疱疹ができました…。
めちゃくちゃ痛くて💦
病院には連れて行ってもらいました。
先生は「ストレスやね。発散しなさいよ!」と。
親は「何がストレスやねん!私の方がよっぽどストレス溜まってるわ。きも」
と言ってました。
体にも不調が出てきて、なんかヤバいな…と感じてました😥
耐える
この頃、20歳になったら絶対家を出ると決心しました。
ここにいては、私は死んでしまうと。
今は耐える時。
あと数年。
あと数年耐えれば、自由になれる。
だから大人しく耐えるんだ…。
暇があれば幸せな未来を空想して、耐え続けました。
高二編はなかなかしんどい事が多く、書くのに時間がかかりました😅
次回は高3。
ゆっくり更新かもですが、お待ちください(*˘︶˘*).。.:*♡